美容業界向けに生成AI研修・AIコンサルティングを行う株式会社GIVE-FORWARD(東京・大田区)と、美容業界特化型DXソリューションを展開する株式会社Eye Universe(東京・港区)が、AI活用とDX推進を共同で進める業務提携を結びました。GIVE-FORWARDは創業半年で導入100社超・受講者2,000名超の実績、Eye Universeは全国展開するAIシステム「iProducer」を強みとし、教育とシステムの両面から美容サロンの生産性向上を狙います。

背景には、人手不足や離職率の高さなど美容業界の構造的課題があります。厚生労働省によれば美容師の就業3年以内離職率は約50%とされ、現場では「AIを使いたいが教えられる人がいない」という声も根強い状況です。一方で、ChatGPTに代表される生成AIの進化により、予約管理や顧客対応、SNS運用、教育など、多くの業務が効率化可能な環境が整っています。

両社はサロン実務に直結する共同AI研修の開発に加え、AI教育プログラムと「iProducer」を連携させ、学習から実装・改善までを業務フローに組み込むモデルを構築します。さらに大手から中小サロンまで導入しやすい標準的なAI導入モデルをつくり、業界団体や教育機関とも連携して全国展開していく計画です。

今後は、都市部と地方の格差是正や、美容師が顧客対応など本質的業務に集中できる環境づくりへの貢献が注目されます。一方で、現場のITリテラシー差や投資余力の違いをどう乗り越えるかが普及のカギとなりそうです。

source: PR TIMES

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